遺族年金とは?家族を守るための年金制度をわかりやすく解説

遺族年金は、家計を支える人が亡くなったときに、残された家族の生活を守るために支給される年金です。国民年金や厚生年金に加入している人が対象で、遺族の生活を一定程度支える役割を持っています。


遺族年金の種類

遺族年金には大きく分けて2種類あります。

  1. 遺族基礎年金
    • 国民年金に基づく制度
    • 子どものいる配偶者、または子ども自身に支給
    • 子どもとは「18歳到達年度の末日までの子」または「20歳未満で障害等級1級・2級の子」が対象
  2. 遺族厚生年金
    • 厚生年金に基づく制度
    • 会社員や公務員が亡くなった場合に支給
    • 配偶者や子どものほか、一定条件を満たす親や孫も対象となる場合あり

受け取れる金額の目安

  • 遺族基礎年金
    年額 約79万円 + 子の加算(第2子まで1人につき約23万円、第3子以降は1人につき約7.6万円)
  • 遺族厚生年金
    亡くなった人の厚生年金加入期間や報酬額によって変動
    → 一律の金額はなく「報酬比例部分」が基準

遺族年金を受け取れる条件

  • 亡くなった人が保険料を一定期間納めていること
  • 受給できる遺族がいること(子どもや配偶者など)
  • 年齢や婚姻状況などの条件を満たすこと

まとめ

遺族年金は、残された家族の生活を守るための大切な制度です。
「遺族基礎年金」は子どものいる家庭向け、「遺族厚生年金」は会社員や公務員の家庭向け、と覚えると整理しやすいでしょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました