「国民年金の保険料を払えないとどうなるの?」
実は、経済的に厳しいときや学生の場合には、免除や猶予の制度 を使うことができます。
この記事では、免除制度と猶予制度の違い、利用の流れをわかりやすくまとめます。

国民年金の保険料とは
- 日本に住む20歳から60歳までのすべての人が加入する国民年金。
- 月額保険料を納めることが義務付けられています。
- ただし、生活状況によっては負担が難しい場合も…。
👉 そんなときのために「免除制度」「猶予制度」が用意されています。
保険料免除制度とは
全額または一部の保険料を免除してもらえる制度 です。
免除には4段階があります👇
- 全額免除
- 4分の3免除
- 半額免除
- 4分の1免除
👉 所得が一定以下であることが条件。
👉 承認されれば、その期間も「加入期間」としてカウントされます。
納付猶予制度とは
支払いを一時的に先送りできる制度 です。
- 対象:50歳未満の人(学生は「学生納付特例」あり)
- 所得が一定以下であることが条件
- 猶予期間中は将来保険料を追納すれば、年金額に反映可能
👉 免除との違いは「払わなくてもよい」か「あとで払うか」の違いです。
学生納付特例制度
20歳以上の学生には特例があります。
- 在学中は保険料を猶予してもらえる
- 卒業後に追納可能
- 学生のうちは収入が少ないことを前提にした仕組み
免除・猶予を利用した場合の注意点
⚠ 免除や猶予を受けている期間は、将来の年金額が減る可能性があります。
⚠ ただし「追納制度」で過去10年分をさかのぼって払えるので、余裕ができたら払うのがおすすめです。
まとめ
- 経済的に困難なとき → 免除制度(全額〜一部)
- 一時的に払えないとき → 納付猶予制度(あとで払える)
- 学生 → 学生納付特例
👉 保険料をそのまま未納にするのはNG。
免除や猶予を使えば、将来の年金受給資格を守ることができます。
コメント